「駅から近く徒歩5分です。」先日、お客様と物件を見に行ったのですが、地図では「徒歩5分」と表示されていました。ところが、お客様は「始めてくる場所だから長く感じます。人それぞれ歩くペースも違うのに?」と疑問を持たれていました。

 本当に地図でいう5分で着くのでしょうか?

 実際、台湾では物件紹介の際に利便性を強調するため、「徒歩〇分」「バイクで〇分」などと記載することがありますが、これは日本の関連法に違反する可能性があります。

【80メートルを1分として計算します。】

 実際、日本の「不動産情報の開示に関する公正競争規約」では、不動産物件までの距離の表示に関する時間要件が明確に規定されています。具体的には、徒歩時間は80メートル/分単位で算出し、80メートル未満の場合は1分単位に切り上げなければなりません。つまり、「駅まで徒歩5分」という数値は、単なる抽象的な比喩表現ではなく、具体的な数値として扱われるということです

【距離の計算方法】

 算出方法は、対象物から駅までの直線距離ではなく、実際の道路の距離です。また、複数の建物が建つ集落の場合は、最寄りの建物の出入口から駅までの距離に加え、最遠の建物の出入口から駅までの距離も表示する必要があります。また、自転車や自動車による実際の道路距離を記載することは可能ですが、時間表示は徒歩時間を基準とする必要があります。

 物件内覧中はお客様に詳しく説明する時間がありませんでした。今後、日本で物件内覧されるお客様には、地図に記された徒歩時間について、より具体的な「距離感」を持っていただければと思います。